(ややネタバレ?)imaxアバターの感想をざっくりと

  • 面白かったしびっくりした。良かった。
  • 人間の造る映像表現はまた一段階、地平が変わった。ジュラシックパークマトリックスを見た時以上の敷居の上がりっぷり。これから映画造る人は大変だ。ファイナルファンタージー7を見たときにこれから先、ゲーム造る人は大変だなって思ったのと似てる。
  • テーマ的には宮崎アニメに近い感じ。千と千尋あたり。それにハリウッド特有のドンガラガッシャーンみたいな展開が加わる。
  • 人間である主人公が異星の文化に溶け込むまでの表現が素晴らしい。前半は特に涙腺が緩みっぱなし。息子と一緒に見ようとか思ったんだけどそうしなくて正解。いや、息子にも見せたいかも。(どっちだ?)
  • 肝心の3dは概ね自然に表現が出来てる。時折、あれ?って思う雑なところがあったけど許容範囲内。肝心なところはきっちり造り込んである。途中で3dがどうのとかどうでも良くなるぐらい引きずり込まれる。
  • 異星人(ナディ)のキャラクターデザインが素晴らしい。異形の人なのにカッコいいとかカワイイとか思えちゃう。老人は威厳があるしヒロインの女性はキュートでセクシー。
  • 一方、異星の動物たちのキャラデザは不自然。異星人がこれだけ人間に近いのに動物は関節の形とか目の数とかが違う。
  • 前半が素晴らしかっただけに、後半のハリウッド的ご都合主義な展開には少々がっかり。商業的映画としてはしょうがないのかな。
  • 主人公はラストでちゃんとしたナディの体を手にいれるんだけど、そのやり方が予想通りだった。この辺は観客に予想させて「ああ、やっぱりね」って思わせるための狙いがあると見た。
  • 普通に考えて続編あるでしょ。続編を期待しろみたいな展開だ。ナディの人たちは地球人を人質にとっておかないと続編になっちゃうよ?って思った。