小沢氏のこと。憶測と妄想を交えて。

小沢氏は当時自民党幹事長だった田中角栄の指揮下、初当選している。当選後、自民党田中派として角栄からの影響を受けつつ政治家人生をスタートさせた。その後、角栄ロッキード事件で失脚する。多くの議員からオヤジと慕われた角栄が去ることは若い小沢一郎にも様々な思いを残したことは間違いない。

田中角栄アメリカの陰謀で失脚したと見られることがある。日中国交正常化は当時のアメリカの意に沿わないものだった。だから角栄アメリカに潰された。アメリカのお先棒を担いだのは検察だった。それ以外にも米政府中枢と検察の結びつきがあるのではないかとされる言説を俺は何度か目にしたことがある。

今、民主党普天間を巡って米政府と微妙な関係にある。アメリカがこの動きを訝しく感じ何かの策略を仕掛けてくることは考えられないこともない。それが検察を使って小沢一郎をつつき回す作戦だと仮定出来ないこともない。

小沢一郎にしてみれば、嘗てオヤジを葬り去った米政府-検察ラインが今度は自分に向かってきていると感じていることだろう。彼にしてみれば彼自身のためにも、オヤジのためにも絶対負けられない戦いだ。

余談。アメリカの標的が鳩山首相ではなくて小沢幹事長というのは何とも皮肉ではある。

余談その二。そういや、小沢一郎の政策でアメリカを支持するような方向性って一度もなかったんではないか。