大言壮語シリーズ。日本は大学を解体しよう

日本は資源がない国だ。ちょっと前まで資源は勤勉さと頭脳しかないと言われていた。けど、その頭脳を支える日本の大学はダメダメだ。なので大学なんて概ね解体しちまえ。企業インターンシップとか積極的に進めてはどうだろうか。

THE - QS World University Rankings 2009 - top universities

上記は大学のランキングだ。top30に東大と京大しか入ってない。アメリカとイギリスが強い。頭脳が資源の国でこれってどんなもんよ。このランキングが全てとは思わないけどGNPが世界二位の国としては*1もっと頑張りたい。

だいたい、日本の大学は学生集めに汲々としている。電車の中吊り広告とかで大学ってのが凄く多い。なので学生の質を嘆く声が多い。伝聞なんだけど予備校講師の話で15年前の日東駒専レベルが今の早慶上智に入れるとか聞く。百凡の大学は誰でも良いから学生をかき集めろ、みたいな状況になってるだろう。失礼な話かもしれないけどmixiとか見ててもそれは感じる。大学生の知能レベルはどんどん落ちてるのだ。俺が大学生のときはもう少し真面目だった。いや、不真面目だったんだけど真面目なことも考えていた。

現在の大学進学率は50%ぐらいらしい。感覚的には80%ぐらいじゃね?とか思ってたけどそんなもんらしい。これをまず1/5ぐらいにしちゃおう。私学助成金とかあるけどこれは全部打ち切り。私学助成金は現在年間3000億円ぐらい。これを削減するとどの程度の私立大学が死に絶えるかわかんないけど。国公立大学も大幅に削減する。

だいたい、学生の殆どは国家の金を使って遊んでるだけだ。んで、学校で習ったことは社会に出てから役に立たないとかみんな思ってる。だったら勉強なんてするなって事だ。

勿論、学問の必要性を否定するつもりは毛頭無い。1/5は残す。頭の良い若い人には思いっきり頑張って貰う。受験戦争は熾烈な争いになるだろう。それを勝ち抜いてさらに学校でみっちり勉強して貰う。世界中が羨むような大学になって貰う。定員の削減だけじゃ駄目だけどまず優秀な頭脳を集めるところから始めないことには身動きのしようがないのではないか。

だから、逆に大学の規模を小さくする。或いは成果の出せない大学には専門学校とかに格下げして貰うとか。

資源が頭脳しかないって言ってるのに大学解体してどうするのよ?って話だけどその変わりに企業インターンシップを大幅に採り入れるような制度を設ける。

企業はインターンシップを採用すれば若者達(高卒程度)をただ働きさせることが出来たらどうだろう*2。んで、ただ働きさせた代わりに研修生の評価を行う。良い評価が貰えればそのままそこの企業に就職出来るかもしれない。就職出来ないとしても一流企業で良い評価を貰った研修生は就職も有利になるだろう。

例えば早稲田を出た学生と「googleトヨタで二年ずつインターンをしてました」って研修生はどっちが良いか。ある意味、前者の方が素直で使いやすいかもしれないが後者に魅力を感じる企業の方が「仕事が出来る」企業だと思う。

勿論、googleトヨタみたいな一流企業はインターンになるのも簡単じゃないだろう。そこもしっかり競争して貰うのだ。

俺は日本という国家がどうなろうと知ったこっちゃない。けど、自分や自分の周りの人には幸せになって欲しい。ってなると日本という国家というより、日本という経済圏が何とかならないとまずいのだ。んで、何とかするために汗を流す時代は終わったのだ。勤勉さは役に立たない。知恵を出すしかない。ところがこの国家の仕組みが知恵を出す人を育てるのに適しているとは思えないのだ。だから、大学を壊そう。そのうえでもっと良い大学を作って若い人にはビジネスに直結する勉強をして貰おう。

俺の考える方法がベストかどうかはわかんないけど、日本経済圏が現状を維持するためにはこういうところに手を入れないとだめだ。これで再浮上出来るなんて思わない方が良い。現状を悪化させないための方策、または現状が悪化するスピードを遅らせる方策でしかない。

*1:今年中に中国に抜かれるらしいけど

*2:さすがに週40時間を超える労働=残業時間には金を払う必要あると思うけど