初恋のひとからの手紙

巷で流行っているようなので。
初恋のひとからの手紙

ユキヒロ、元気にしてる?
今でも彼女ができるたびに手鏡でスカートの中を覗いていますか?直接見るのでは満足できないユキヒロをなつかしく思います。

泣きじゃくる私にユキヒロが「別れても連絡するから大丈夫だよ」と慰めつつパッタリ連絡が来なくなったあの日から、もう31年*1が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

お手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思いました。ふふ。驚いたかな?

今考えると、私ってユキヒロに対してひどいことばかりしたなぁと思います(汗)。ユキヒロはいつも私のこと包んでいてくれたのに、私は臆病で心を開けなかったし、「ユキヒロはどうせ私のカラダ目当てじゃない!」なんて暴言を吐いていましたよね。それは事実としても、もっと他の言い方がなかったものかなぁと反省しています。

私にとっては8人目の彼氏でしたが、そういえばユキヒロにとっては初恋の相手が私でしたよね。最初のころのユキヒロはキスすら歯に当てる下手さでがっかりしたものですが、最終的には妙に自信をつけていましたね。勘違いとは恐ろしいものです。

私たちが付き合い始めたころ、ユキヒロは「こんな気持ちになることはもう一生ない。ずっと一緒にいてくれ」と言ってくれましたよね。「それはちょっと・・・」と思ったりもしましたが、嬉しかったです。そういう口だけなところもユキヒロらしかったですね。

ユキヒロと付き合えて本当によかったなぁと思うところは、「恋愛をしないほうが楽なときもある」ということを学べたことです。ユキヒロと別れた後、恋愛依存の私が「もうしばらくは恋はいいや」と思えたのは、とても大きいことです。ありがとう。

いろいろ書きましたが、私はそんなユキヒロのことが好きでした。これからもユキヒロらしさを大切に、当時本気でやっていた透視の練習も続けて(笑)、新しい誰かを幸せにしてあげてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. 手相で、生命線がやたら長いのを自慢していましたね。どうでもいいけど…。

web上にありふれている「診断もの」の進化形だ。
これが面白いのは診断の結果の見せ方かな。秀逸なテンプレートを旨く変形させて「架空の手紙」を作っている。勿論、バーナム効果もあるので「凄く当たってる」とか思っちゃう。

当然、当たってる部分もあるし外れてる部分もあるんだけどどこが当たっていてどこが外れているかは敢えて言わない。一つだけ言うとしたら俺の初恋の相手は俺を呼び捨てにするような人ではなかった。*2

*1:ここの数字がでかすぎるのは俺が歳をとったからだ

*2:ってかその相手はここを見ている可能性があるのだが...