「まさかあの人が」vs「やっぱりあの人が」

元厚生次官連続殺傷事件の小泉容疑者は事件を起こしたことがなるほどと思える面構えだ。また、同じように東金市の幼児殺人事件の勝木容疑者も納得の感じだ。

ちょっと前までは「まさかあの人が」と言われる人が事件を起こしていることが多いけど、昨今は「やっぱりあの人が」ってケースが目立ってきたように思う。目立ってきたというのは勿論、実際に統計を取ったわけでも何でもなくてマスコミから流れてくる情報を受け取った上での印象だ。

「まさか」の犯罪者より「やっぱり」の犯罪者が実際に多くなってるのか、或いは事件を「やっぱり」って物語を通して把握したがるのか。

「事件を起こしそうな人」ってのは俺の周りにはいないけど、遠目に眺めることはある。そういう「いかにも」な人が「やっぱり」ってパターンがマスコミに頻出すると身近にいる「いかにも」な人がますます敬遠され孤立し事件を引き起こし「やっぱり」って言われちゃう負のスパイラルがあちこちで起こるのかな、などと考えてしまう。考え過ぎかね。

勝木容疑者は養護学校の出身者らしい。その辺で「やっぱり」って言われちゃうと差別にもなる。