妖怪センキョグルマ

湯きひろ on Twitter: "それは妖怪「センキョグルマ」 RT @rock_hiroshi ワンボックス車の中から無数の白い手で手を振られる。全員固まったような笑顔。ハッキリ言って怖い。擦れ違うとゾッとする。"

これは友人、ロックヒロシ君の呟きから始まったちょっとしたプロジェクト(?)。

日本にいる妖怪はちょっとだけ恐怖の対象かもしれないけどちょっとだけ滑稽でもある。小豆洗いとか垢なめとかキジムナーとか意味わかんない。

同じように選挙カーもちょっとだけ怖くて、意味わかんなくて、滑稽な存在だ。だって、車で走って手を振って名前連呼するだけだよ。選挙カーで政策を訴えるのは選管法違反らしい。なんでなんだか良くわかんない。だったら、選挙カーなんていらないじゃんって思うんだけど、まず名前を覚えて貰うところからって訳だ。じゃあ、名前覚えて貰うことにどれだけ集票効果があるのかってのも疑問なんだけど、名前知ってるからこいつでも良いかって適当に入れる人も多いのだろう。だから、世の中から妖怪がいなくならない。

ってことで、ふと思いついた妖怪センキョグルマだけど折角名前が付いたのでどうせなら絵に描きたい物だ。まずは俺が描いてみた。

うん、まあ、こんなもんだよ。前にも言われたのだけどこれは俺の息子が描いたのではなくて俺が描いたのだ。俺の画風なのだ。

続いて、このプロジェクトの発起人ロックヒロシ君の絵。

まあまあなのかな。少なくとも俺の絵より万人に受け入れられやすい絵だ。俺のはちょっと前衛っぽいからね。

んで、これが真打ちかな。友人の内藤さんの絵。

さすがです。上手いです。そしておもろいです。

ロックヒロシ君は幸福党の選挙カーだけを怖いって言ってるみたいだけど俺はそうは思わない。どの選挙カーもちょっとだけ怖いし、ちょっとだけ滑稽だし、そして意味わかんない。

以下、水木しげる風にこの妖怪を簡単に紹介。

■センキョグルマ
「センキョ」の前になるとどこからともなくあらわれて人の名前を連呼する。白い手袋をしてしきりに手を振る。目が合うと「おうえんありがとうございます」って言われるので目を合わせない方が良い。特に危害を加えることはないがうるさい。「センキョ」が終わるといなくなる。