自民党内のガキの喧嘩

【衆院解散】自民・武部元幹事長「麻生首相は徳がない」

武部氏は「失礼な言い方になるが、麻生首相が一番問われているのは徳がないということだ。人を愛する心、謙虚な心、恥を知る心、それから、正しい判断をする心(が問われている)」と強い調子で批判。“ポスト麻生”について「徳性の高い方を選びたい」と語った。

【衆院解散】「武部氏は党を出ろ」大島国対委員長が不快感

自民党大島理森国対委員長は17日午前の党会合で、麻生太郎首相を「徳がない。恥を知る心がない」と非難した武部勤元幹事長の言動に触れ、「党を出て行ってもらいたい」と不快感を表明した。

もうね。子供の喧嘩レベルですよ....

議論をする上で最低限守らなければ行けないのは相手の人格攻撃をしてはいけないって事だ。「バカなことを言うな」ってのはギリギリOKだと思う。言った人がバカなのではなくて言ったことがバカなのだ。勿論、なぜそれがバカなことなのかということを説明しなければ行けない。「そんな事を言うおまえはバカだ」ってのは俺の中ではいくらバカである理由を述べたところでアウトだ。これを言った時点で議論ではない。罵倒合戦になる。

根拠も示さないでバカと言ってしまったら上記の通り子供の喧嘩だ、。武部の言ったことはマスコミが切り出してきたところなので勿論、前後はあるんだろう。「徳がない」とした上でこれだけ「○○な心が無い」って言葉を重ねたらどんなに前後で取り繕っていたとしてもこれは罵倒だ。

その罵倒に対して「出て行け」って言っちゃったらもうお終いだよ。社会人として終わってる。普通の会社で全社員が見てる目の前で専務が社長を罵倒したらなんかその会社はダメだと思う。評論家が耳目を集めるためにこういう物言いをするのは判る気がするが政治家としては論外だ。尊敬できない。

それとも政治の世界というのはこれほど人心を失わせてしまう物があるのだろうか。