相撲のこと

以下、相撲関係者から不祥事が頻出しているという前提で書く。

相撲の最大の問題点はビジネス(興業)の規模に比べて圧倒的に競技人口が少ないことではないだろうか。日本のプロスポーツとして野球、サッカーに次ぐぐらいの規模だと推定するけどやってる人を見聞きしたことがない。相撲部なんてのも見たことがない。そのくらい少ない。

競技人数が少ないのにビジネスとして維持しようとするので色々な無理が発生する。他の競技のように多くの人間で切磋琢磨しながら勝ち上がった者だけがさらに高いステージで闘うとかって自然な構図がない。だから人材が限られてしまうのだ。自浄作用が働かず歪な組織になる。

解決するには競技人口を増やしていくしかないと思うのだ。それが出来なければビジネスとしての相撲など辞めてしまえ。誰もやりたがらないのに人々が見たがるってのは見せ物小屋みたいじゃないか。

念のため書き添えておくと、相撲好きが全て相撲をやるべきだ等という暴言を吐いているつもりはない。相撲好きの中から相撲をやりたがる人間が皆無に近いほど少ないってのを問題視すべきって事だ。