(比較的)最近の音楽より

昨日は懐古趣味丸出しだったので今度は新しめの音楽をいくつか並べてみる。いつものんべんだらりと聴いているのでたまにはこうやって整理するのも俺自身の為に良いかなって思ったりして。

まずはi am robot and proudって一人ユニット。myspaceにいる。中国系のカナダ人なのかな。この人のは決して奇をてらってもいないけど心地よい音を作る。フレーズサンプリングや効果音を多用せず器楽的な音のみで構成してくるタイプ。耳障りな音も明確なメロディも少ないんだけどちゃんと聴かせどころを心得てるって言うか。
実はちょっと前のこと、俺がけっこう、音楽活動を活発にしていた頃、小さなライブハウスからのライブのオファーをいくつか頂いたのだが全部断った。ライブステージ上ですることがない。ボタン一個押せば演奏に関する作業は全て完了してしまう。そんなライブしてもしょうがないってのはあった。この人のステージは見せる事をあんまり考えていなさそうなのでこれだったら俺にも出来るかも。あんまりやる気ないけど(笑)。
アメリカ在住の友人から「i am black and proudって言い回しがあってそれにならったものだな」ってのを教えて貰った。なるほどね。

これは新しくもないし紹介するほどもないぐらい有名かもだけどrei harakami。この人も器楽音中心でやってる人。こういうのは一つのトレンドかも知れない。ディレイの使い方とかパニングの巧みさとかピッチベンドの使い方とかが印象的。

テクノ系でもう一個。four tet。フォークトロニカとか言うらしい。多分、フレーズサンプリング使いまくりな感じがするんだけどそれを感じさせないというか、しっとり感を感じさせるところまで音を仕上げちゃうのが持ち味だろうか。いや、本当はどうやって作ってるか知らないんだけど。

一個だけjazz系。Sylvain Lucってギタリスト。この人の真骨頂は無伴奏のソロだと思う。この動画では冒頭部分でソロも聴けて、途中からアンサンブルも聴けて後半で迫真のインタープレイもあったりするのでお得感満載だ。ジャズだけではなくてクラッシック、それも現代音楽よりのアカデミックなバックグラウンドを感じさせる演奏。俺が感じるだけで真相は知らない。けど、曲によってはjazzって感じが全然しなくてこれは現代音楽でしょ、みたいのもある。