横須賀の感想

横須賀という場所は今まで三浦半島の奥に行くときの通過点でしかなかった。今回はその周辺を彷徨いてみたんだけど総じて感じたのは戦争の匂いが強い街だなって事だ。

特に三笠記念館。靖国遊就館が戦争賛美だと批判されているけど三笠記念館はそれ以上かもしれない。靖国の場合、対象が東京裁判で裁かれた戦争が主体になっているのに対して、三笠記念館は日露戦争という勝ち戦が対象になっている。勝ち戦は悪いことをしても裁かれないのだ。勝てば官軍。

それでも日露戦争が太平洋戦争に繋がっていることは疑いようがないだろう。俺にはこれらの出来事はひとつながりにしかおもえない。とはいえ遊就館を批判するように三笠記念館を批判するような事はしたいと思わない。俺はサヨクだけどそこまで純情なサヨクでもない。三笠記念館で見られる日露戦争バルチック艦隊に日本が勝った戦争は史実なんだろうし、その一面を垣間見れるのは良い体験だった。

何より横須賀全体を等して感じられる「匂い」を感じられたのが収穫だ。俺は沖縄に行ったことがないのだが沖縄もこんなんだろうか。