bar mittsを買ってみた・試してみた

BAR MITTS(バーミッツ) 防寒/防水カバー
Bar Mitts - Ride in Comfort

自転車乗りだったら冬場の指先の冷たさに悩んだことがあるに違いない。分厚いウインターグローブを使ってるのだがこれがまたうざったい。それで充分に暖かいかというとそうでもなくて長時間の間には指先が冷える。この冷たさから完全に逃れられるのならばと思った。

買ってみて使ってみたら問題点だらけ。決してお勧めできる代物ではない。

想定できた問題点

  1. 格好悪い
  2. 下ハンドルを握れないかも知れない。
  3. 落車したときに手が出ないかも知れない。

想定できなかった問題点

  1. STIレバーが扱いづらい
  2. フラットバー部分を握ってリラックスした姿勢が取れない。

まず格好悪いのはしょうがない。下ハンドルに関しては形状から見て握れるかどうかって思ったけど無理だった。思ったよりカバーの内側の空間は狭い。一番大きなサイズにしたにも関わらずだ。さらに、事実上フラット部分も握れない。握れないことはないのだがブレーキが使えない。ブレーキをかけようと思ったらカバーの中に手を突っ込まなくてはならない。操作がかなり遅れる。

ドロップハンドルの利点は色々なポジションを取れることなんだが、これを使うと事実上、一つのポジションしか取れないことになる。

致命的なのはSTIレバーの取り扱いがし辛くなるところだ。通常、走ってるときはレバーに指を一本かける。停止するときは三本ぐらいの指をかけてぐっと握る。一本から三本に切り替えるのにスムーズに切り替えることが出来ない。危険を感じるほどでもないがちょっとイラッとする。もっと外側に広がるようなデザインだったらこの問題点は無かったかもしれない。

落車時に手が出るかどうかってのはまだ落車してないから判んないけどこのカバーの狭さだと手が出る感じがしない。落車時のダメージはでかくなるだろう。

肝心の暖かさだけど、12kmぐらいしか走らなかったけど指先の冷たさは少し感じる。指先以外では少し手のひらが汗ばむぐらい。俺の使ってるウインターグローブよりは暖かいけど少し蒸れる感じの暖かさで上質とは言えない。ここもちょっと期待はずれ。

って事で俺の判断では買わない方が良いって事で。けど、それだけだと一方的なので大絶賛している記事も紹介しておきます。