道志道経由山中湖

上り坂の記録を出すつもりで行った山中湖。案の定キツかった。

道志道は「知らない」道だ。自転車に乗るときに道を「知ってる」ってのは経路を記憶しているとか、風景を知っているとかって事ではなくて路面の走りやすさや微妙な起伏までも知るのが「知ってる」って事だ。勿論、そんなんは車で移動したときには判らない。一度走ってみないと「知る」ことが出来ない。

ところが道志道って道は車でも走った印象が無い。走ったという記憶はある。山中湖から中央高速の渋滞を回避するために何度か使った。けど、その経路とか光景とかを全く覚えてない。そんな風に二重の意味で知らない道だ。ただ、自転車で色々なところを走りたいって思ったらこんな風に知らない場所に出くわすことはこれからも多いだろう。また、それが楽しかったりする。


今回は上り坂が目的なので登りがキツイのは覚悟していたけど、alpslabで確認していた細かい起伏が意外にと言うか案の定というか堪える。登ったんだったらわざわざ下るなよ、下ったらまた登らなくちゃならないじゃんって誰に言ってるか判らない文句を言いながら走る。特に途中でどーんって下るところがあってその下りはまさに勿体ないの一言だ。

そんな起伏を繰り返して途中であった他のロード乗りと軽く喋って得た話。「ここはこの先に道の駅があってそこから先がキツイですよ」だって。峠は概ね終盤がキツイ。それは判ってる。脅かしてくれてありがとう。

教えて貰った道の駅で少し休憩していざ峠に向かう。やっぱりキツイ。しんどい。ここまで登ってくるのに相当筋肉が疲れてる。和田峠で経験した膝の痛みも再発してきた。峠に近づくにつれ一本調子の上り坂になる。てめえ、すこしは下れよってさっきと逆の悪態をついてみる。それでも登って漕いで何とか到達。

あとは山中湖畔を軽く流して国道138号の急な下りをぎゅんぎゅん飛ばして御殿場まで。そこから輪行袋に自転車を詰めて帰路につく。御殿場線ってスイカ使えないのだな。切符なんて久しぶりに買ったよ。

走行データ
走行距離:100.2km
走行時間:4時間59分
平均速度:20.1km
平均ケイデンス:67rpm
高低差:1180m

平均速度が酷いもんだ。行程の七割程度が上り坂なのでしょうがないと思っておこう。


ここから道志道。ここを自転車で直進したことは何度かあるけど曲がるのは初めて。上り坂地獄の入り口。

神奈川県内最高地点らしい。まだ序の口。今回の最高地点は1100mを超える。

道志道から見下ろす道志川

道の駅で食べたソフトクリーム。自転車途中のソフトクリームって何でこんなに旨いんだろう。

途中で見かけた観光バス。観光バスってかっこよくなったよね。

道志道の最高地点、山伏峠の手前にて。自転車で走ってるとこういう標識は自分で走ったことのメルクマークとして嬉しいのだけどこの標識は何よ? 山梨県まで着たのにこんな扱い?みたいな標識。

峠の頂がトンネルになってるパターン。峠は峠ってちゃんと書いて欲しいってのが自転車乗りの意見。

トンネルを抜けたらちゃんと標識があった。そうだよこれだよ。やれば出来るじゃん。けど、これを見ちゃうとさっきのオンボロも趣があったような。

山中湖。あれ?中山湖だっけってたまにゲシュタルト崩壊を引き起こす中山湖。じゃなくて山中湖。今日の中山湖は天気が悪くてイマイチだ。ウエイクボードが多かった。

昼飯を食った店。テレビで紹介されたのがよっぽど嬉しいらしい店長の気持ちが良く出ている看板。

看板とは裏腹にやる気の無さそうなメニュー。

(温かい)ってだけ書かれてもねえ。左のページが蕎麦のページだと判るまで3秒ぐらいかかった。

御殿場線で見た熱心な鉄っちゃん。背が高くて見づらそう。