「騒ぎすぎ」ということ

いつもマスメディアの話題の移ろいを見ていると俺の感想は大抵「騒ぎすぎ」って処に落ち着く。近くは新型インフルエンザや草磲の逮捕劇。ちょっと前だと3-4月頃の不景気報道*1。少し古くなるけど鳥インフルエンザSARSとか。
これらは全てニュースバリューがある話なんだけどみんなが一斉にそこに向かう。それぞれの話題をもう少し均等に割り振ってじっくり見ながら深く考えたり、自分の興味のあることを取捨選択したりする方が建設的だと思うのだ。けど、そうはならない。
マスメディアの代表であるテレビと新聞がその地位を追われつつあり、プレゼンスを発揮するために扇情的にならざるを得ないのだろうと推察している。或いはネット上のサイバーカスケードのような動き方をするようになったか。いずれにせよ好ましくない傾向だけど、直近の草磲と新型インフルについては「騒ぎすぎ」って評価をされることが増えたので斯様な状況に自覚的な人が増えたと言うことであろう。

*1:不景気は確かに深刻なんだけどそうネガティブ材料ばかり集めて心理的不景気を加速させることもないじゃんって意味