政府紙幣のこと

政府紙幣 - 東浩紀の渦状言論 はてな避難版

東浩紀氏が「最近の日本はいよいよ正気を失ってきた気がしてならない。」って言ってるけどそれに一票。

なんで中央銀行が独立性を持たなければならないかって論点が政府紙幣賛同の意見の中から見えてこない。

【主張】政府紙幣 悪循環からの脱出に期待

日銀首脳は「通貨価値の信認が損なわれる」と言う。この懸念もあってか、日銀は量的緩和政策への回帰(2001年からほぼ5年間実施)をためらう。
だが、米国は量的緩和に踏み切った。ドルを無制限に発行し、金融危機の沈静化に努めている。対照的に日銀は円資金供給を制限、ドルとのバランスが崩れ円高デフレが激しい。製造業で高い国際競争力を誇ってきた日本は“赤字決算列島”になった。日銀が量的緩和に踏み切らない場合、政府がお札を発行する事態になろう。

日銀が量的緩和に踏み切らないなら、そんな回りくどい手段を使わずに正論で日銀を批判すれば良いだけだ。反対論者は対案をって社説は続けているけど、中央銀行独立性という根本を無視した案に対案を出す必要もないだろうとか俺は思うけど単純すぎ?

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追記 2009-02-10 (Tue)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090207/1233992298
上記、東氏の記事に対するブックマークコメント。糞味噌に叩かれてるけど専門外の事をブログで口にするのがそんなにまずいのか。
[雑談]現代思想の最前線(東浩紀と辛坊治郎)から
俺はクルーグマンなんて名前ぐらいしか知らないけど「自然利子率と市場利子率の乖離」がまずいってのは判った。判ったけど政府が紙幣を発行するのは馬鹿げてるってのを翻す気にもなれない。