加山又造展→ドマーニ展→チャローインディア

加山又造展 | 2009年1月21日(水)〜3月2日(月) 国立新美術館
未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2008
MORI ART MUSEUM [チャロー!インディア]

三つも見たので手短に纏める。

加山又造は高名なんだけど知名度はいまいちかも。もっともっと有名になっても良い人だ。岡本太郎程度の知名度が欲しい。俺はかなり大好きで今回の展示も鳥肌が何度も襲ってきた。

今回、加山作品を見て感じたこと。レイヤって概念があるのかな。レイヤじゃなくて他の言葉が宛がわれているのだろうけどフォトショップとかで使われる言葉が相応しい。薄い色で書いた上に濃い色を重ねて書くようないくつか見れた。平面に展開される表現なんだけどその中に時間も空間も込められている。

あと、最後の展示室にはちょっとビックリ。作品は横から見せるのが普通だけどそうじゃない視点を持ってきた。今まで部分的に採用されている手法ではあるけどこれだけ一気にやられたのは初めて。どんなもんなのかはネタバレになるから言わない方が良い?

次。ドマーニ展。そのタイトルの付け方から若手アーティストの展示なのかなって思ったらみんなそこそこのお歳っぽいw。面白いものがいくつか。表題に使われている船越桂の彫刻?はキマイラみたいな異形に相応しいのか相応しくないのかどれも優しさと知性を感じさせる顔をしている。人形は顔が命?

あとはヒグマ春男とか小山利枝子とか石井勢津子の作品が面白かった。石井勢津子のホログラフィーはそれが面白かったのか、ホログラフィー自体が俺にとって目新しかったのかってのはあるけど。小山利枝子のはPCの壁紙にしたいw。

チャローインディアはいまいちだった。現代文化を満喫しているという意味ではインドは若い国家だ。その若さが悪い意味で青臭さとして感じられた。作品の集め方の問題かも知れない。看板になってる象の像?は面白かったけど印象に残ってるのはそれだけだった。森美術館の企画展って外れがなかったんだけど初めて外れた感じ。勿論主観だけど。