福田首相辞任

福田首相:退陣表明 政局一転、迫る解散 次は選挙管理内閣 自民、本格総裁選へ

福田康夫首相の退陣表明を受けて、自民党は総裁選を早期に実施する。小沢一郎代表の無投票3選が確実な民主党代表選(8日告示、21日投開票)に代わり、複数の候補が競い合うことで有権者の関心を引きつけ、年内の解散・総選挙へ弾みを付ける狙いだ。総裁選は、麻生太郎幹事長を軸に進むと予想されるが、党内に反発もあり予断を許さない。

自民党政権にとってテロ特の延期は至上命令らしい。現在のテロ特は2009/01/15に切れるので参議院60日ルールを考えると11/15までには衆議院で可決しなくちゃならない。ってなると10/15ぐらいに衆院委員会で審議入りするのが必要か。って事は成立するまで辞任は許されないって事になる。辞任するなら確かに今だ。今しかない。

この事があったのでサミット直後に内閣改造して支持率回復を図った。けど、効果が薄かった。このまま、テロ特衆院再議決なんてことになると自民党の支持率は深刻なダメージを受ける。少しでも国民人気が高い首相を担がないと2009年9月の衆院任期切れ選挙にも重大なダメージを与えることになる。

んで、麻生を担ぎ出すことになるわけだけど麻生が衆院解散に踏み切るかどうかと言うと微妙だろう。2/3を維持するのは現在の状況では不可能。なので自民は再可決というカードをも使えなくなるわけだ。そんな選択をするかどうか。

けど、けど見方を変えれば2/3を握ってるからテロ特法が至上命令になるわけだ。その議席を失ってしまえばキャスティングボードは野党民主に渡る。小沢がアメリカ政権と対峙することになるわけだがその胆力があるか否か。自民としては小沢を追い込むためにそうした方が良いかもしれない。

そんなことやってるうちにアメリカの政権が変わる。変わるけどマケインでもオバマでも対アフガン政策強硬姿勢は変わりそうもない。