ミャンマーと中国四川省

生き埋め2万人超 中国・四川大地震…死者1万人突破

12日の中国・四川大地震で国営通信新華社は13日、死者が1万2000人を超え、2万3000人以上が生き埋めとなっていると報じた。倒壊家屋は346万戸以上という。政府は数万人の軍兵士などを投入しているが被害実態の把握、救助活動とも遅れている。さらに被害が拡大するのは確実で、聖火リレーが縮小される見通しとなるなど北京五輪への影響もささやかれ始めた。

ミャンマー:タイ首相が訪問へ 救援受け入れ説得で

タイ外務省は13日、サマック首相が14日にミャンマーを訪問すると発表した。首相は軍事政権に対し、サイクロン「ナルギス」の救援活動で外国人の救援要員を受け入れるよう説得に当たるという。
ノパドン外相によると、サマック首相は潘基文(バンギムン)国連事務総長から調停を依頼されたという。軍事政権のだれと面会するかは未定。
軍事政権は欧米諸国からの救援物資は受け入れ始めたものの、救援要員の受け入れは拒み続けている。豪州のラッド首相は13日、「あまりにも冷淡だ」と軍事政権を強く非難した。

中国四川省ミャンマーで数万人単位の命が奪われそうな天災が発生しているわけだが。
少なくともミャンマーは人的支援が必要だと思うのだが軍事政権がそれを拒んでいるようだ。中国も恩家宝首相が陣頭指揮を執って事に当たるなど手厚い体勢をとってる。表向きだけかも知れないけど。

ミャンマーは言うまでもなくアウンサン・スーチーが軟禁されたりするような政情不安定な国家だ。中国の四川省と言えばチベットに近い地域でチベット人の被害者も多く出ているだろう。国力等違う部分も多々あるけどこの二つの天災は似た側面を持っている。ミャンマーは政治的側面から充分な動きが取れない。中国は同じような理由なんだけどむしろそれを利用しているように見える。今回、チベット民族に対して恩を売ることが出来ればという想いは同然あるだろう。

為政者というのはミャンマーのように人の不幸を踏みにじるし、中国のように利用し尽くすってもんなんだなと感じただけ。何を当たり前のことを、って言われそうだけど。

こういうときにこそ、NGOの出番だと思う。活躍を期待したい。