品川駅で雨漏り

突風で地上40メートルゴンドラ宙づり


12日午後3時半ごろ、東京都江東区の「タイム24ビル」の壁面で作業中のゴンドラが、突風のため12階部分(地上約40メートル)で停止、宙づりになった。乗っていたタイル補修の男性作業員2人は、約1時間後に東京消防庁のレスキュー隊が救助、ケガはなかった。
同庁などによると、天候が崩れたため作業を中断していたところ、突風でゴンドラが揺れ、ワイヤがビルの照明器具に絡まった。さらに電気系統の故障でゴンドラが動かなくなったという。
救助された川崎市の作業員川上篤史さん(28)は「死ぬかと思った。消防や会社の上司が携帯電話で“何とかするから”と励まし続けてくれた」と、ホッとした表情で話した。

こんなニュースになるほどの暴風雨が都内を駆け巡ったとき、俺は某所で友人と飲みの約束があったので第一京浜を自転車で走っていた。なんか暗くなってきたなって思っていたのが鈴ヶ森あたり。品川を過ぎて田町との中間点ぐらいで急に凄く強い風が吹いて雨粒が2-3粒顔に当たった。ほぼ同時に稲光。こりゃヤバイ。田町まで行くのが良いか、品川に戻るのが良いか。土地勘があまりないので戻った先の地形がハッキリ判る品川に戻ることにした。

品川で雨が当たらない駐輪場所を確保してそこから出ようとしたらバケツをひっくり返したように降ってきた。「バケツをひっくり返したような」ってのは決して比喩ではなくてまさしくそんな感じだった。そんな感じに思えた。台風直撃を含めこれほど激しい雨を見たことがない。風も凄かった。駅の構内に入って20mぐらいのところまで雨が舞い込んでくる。風が強く吹く度に足止めを喰らった人たちから悲鳴が漏れるほどの風雨。これが本当に漕いでいる真っ最中じゃなくて良かった。多分、カバンの中まで濡れて飲みに行くどころでは無くなっていただろう。

激しい降りの中を歩いたのは5m程だ。駐輪場所から駅の構内までだったんだけどTシャツはぐっしょり。乳首が透けて見えるくらいびっしょり*1。カバンも濡れていたけど中までは染みてない。汗をかくのが予定だったので換えのシャツを持っているのがラッキー。ってかこの雨の中では勝ち組?とか思ってた。

品川の駅構内が盛大に雨漏りしていた。これはその写真。

今はこういう事があるとみんな携帯カメラを構える。けど、そんなん携帯のカメラじゃ写らないのに。俺が撮った写真も雨漏りしてるのがギリ判るぐらいだ。こんな写真より携帯を構えている人たちを取った方が面白かったかな。

待ち合わせ場所に着いたらそんなの関係ないって感じで良く晴れている。一緒に飲む人たちには大変だったんだよって力説したのだけど誰も知らないみたいであんまりまともに話を聞いてくれない。そんなことよりこれ美味しいよ、みたいな感じ。しょぼーん。

*1:嘘。実際には濃い色のシャツだったので透けてない。けど、白Tだったらそうなっていただろう。